太古の昔、病気が無かった時代があった。
その時代は、皆んなが当たり前のようにシェアし合って、
毎日が至福に満たされていたと、
アーユルヴェーダで言われています。
日本人アーユルヴェーダDr.浅貝先生が以前、アーユルヴェーダ講座の中で、
この事を分かりやすく説明してくれたので
皆さんにお伝えしますね。
「昔、ある所に、地獄と極楽の見学に出掛けた男がいました。
最初に地獄へ行ってみると、ちょうど食事の時間でした。
食卓の両側には、罪人たちが、ずらりと並んでいます。
豪華な料理が山盛りにならんでいるのに、
罪人たちは、皆、ガリガリにやせこけている。
「おかしいな」と思ってよく見ると、
非常に長い箸が握られていました。
その長い箸を必死に動かして、
ご馳走を自分の口へ入れようとするが、とても入りません。
イライラして、怒りだす者もいるし、
隣の人が箸でつまんだ料理を奪おうとして、醜い争いが始まった。
次に男は、極楽へ向かいました。
極楽に往生した人たちが、食卓に仲良く座っていた。
「極楽の人は、さすがに皆、ふくよかで、肌もつややかだな」と思いながら、ふと箸に目をやると、
それは地獄と同じように1メートル以上もあるのでした。
「いったい、地獄と極楽は、どこが違うのだろうか?」と疑問に思いながら見ていると、
その謎が解けました。
極楽の住人は、長い箸でご馳走をはさむと、
「どうぞ」と言って、自分の向こう側の人に食べさせ始めたのです。
にっこりほほ笑んだ相手は、「ありがとうございました。あなたもどうぞ。」と、向こう側の人に食べさせていました。
同じ食事を前にしながら、一方は、俺が俺がと先を争い傷つけあっています。
もう片方は、お互いを思いやり、感謝しながら、食事を楽しんでいます。
どちらが幸せかということは明らです。」
シェアし合う事の素晴らしさ✨
ほんとうの幸せって、そんな中にあるものなのかもしれません^_^
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